先天性耳瘻孔の摘出手術の記録④
☆2018年2月
手術当日
手術に向けて前日の夜から絶飲絶食中の娘。毎朝起きたらすぐに水を飲んで朝食なので、今朝はどうやって空腹を紛らわそうかと思っていましたが、起きてすぐに
「今日は手術だから飲んだり食べたりできないよ。」
と伝えると、素直に
「うん。わかった。」
と納得してその後一度も水を飲みたいやなにか食べたいとは言わず。聞き分けがよくて本当にありがたい。たくさん我慢してるよね、ありがとう。
朝早くからの手術でしたが、私の両親と義父母も駆けつけてくれました。
義父母は車で3時間以上かかるなか
「なにもできないけれど、、、。」
と言いつつ駆けつけてくれました。
手術中不安で泣きそうになるなか、他愛のない話をしてくれる相手がいることがとても心強かったです。
手術室までは抱っこして連れていき、麻酔がかかる瞬間まで見届けることになっていました。全身麻酔のため鼻と口をマスクで多い麻酔薬を吸引します。前日に麻酔科医から
「親御さんが心配や不安で倒れそうになる人が多いから気を付けてね。」
と言われていて、まさかそんなと思っていたんですが、実際目の前で娘がふっと意識がなくなるのを見るとサーッと血の気が引いて本当に倒れそうになりました。その後、手術室から部屋に戻るまでの間、足がガタガタと震えて、今から頑張るのは娘と先生たちなのに、私が不安になっていてどうするんだと思いながら涙をこらえていました。
手術の時間は30分ぐらい。あっという間に終わりましたが、不安でたまらなかったのでとても長く感じました。話し相手がいてくれて本当に良かったです。
手術室からはベビーベッドに眠ったまま部屋に戻ってきましたが、すぐに麻酔が切れて目が覚めると大暴れ。娘はたまに夜驚症のような症状が出ることがあるのですが、そのときと同じで何を言っても聞こえておらず、焦点は合わず、泣き叫ぶ。麻酔から覚めるときによくあることだと聞いてはいましたが、目の前で暴れる娘を見ると、どこか痛いんじゃないか、とても心配でした。
一通り暴れて泣き疲れて眠り、その後眠りから覚めた時はいつも通りの娘の様子でした。
術後3時間で、お昼ごはんも少し食べることができました!
手術した部分はやはり違和感があるようで触りそうになりますが、しっかりとガーゼで守ってあるので大丈夫。点滴の注射を手の甲にしているのが気になって早くはずれるといいなと思っていました。
夜もぐっすりと眠ることができて一安心。あと数日、手術したところが膿んだりしないか経過観察のため入院です。